フィヨルドの海岸線に囲まれた愛南町|ダイビングスポット多数

愛媛の南端、愛南町はリアス式海岸が作る独特な海岸線に囲まれた地形。近くには無人島が存在する為、異なる環境が狭いエリアに散らばっています。ダイビングで潜れるポイントは30以上。数日間のダイビングプランをお勧めします。時期は7月~10月末がベストです。

地理的位置がわずかに変わるだけで、生物の種類(ここではサンゴ)に大きな違いが生まれます。これらの相違は極めて顕著で、一目見ただけで環境が変化したことが分かります。日本の海洋生物学者によれば、同じ海域内で環境にこれほど大きな変化が見られるのは、実に稀な現象だということです

ここで一つ一つ詳しくご紹介できないのは残念ですが、この海域の地形は険しく変化に富み、砂地、急傾斜の斜面、岩域、砂利混じりの砂灘、泥灘、海崖など多様な生息環境を備えています。各種の地形が密集して分布することで、様々な魚種にとって理想的な生息地となっています。この海の生態の豊かさ、魅力的な水中景観、充実した海洋資源により、ここは 1970 年に日本で初めて「水中」を対象とした保護区タイプの国立公園に指定されました。それ以来、人々に愛称で「水中公園」と呼ばれ、日本全国に名声を轟かせ、昭和天皇もここを訪れています。
魚資源が極めて豊饒、碧海に宝を宿す|愛媛県愛南町の海洋の特徴

ここの魚は種類が豊富なだけでなく、数も極めて膨大です。魚群の規模は驚くほど大きく、水中に雄大な魚の壁を形成します。写真に写っているのは、一団のイシダイです。この魚には特徴的な習性があり、先頭の魚が進路を変えると、群れ全体が一斉に同調して進みます。何千何万匹の魚が同時に方向転換する際に響く「ボン」という大きな音も印象的で、圧倒的な存在感を放ちます。この写真は、それらが浅瀬から深水域へ一斉に泳ぎ出す瞬間を切り取ったものです。

私が特におすすめする体験は「波止場での魚観察」です。愛南町の大きな特徴は、岸辺に立ったまま、歩きながら水中の魚を眺められることです。この写真には、波止場に停泊する船の下に魚群が集まる姿が写っています。また、沿岸の一部エリアでは、数百匹のアジが泳ぎ回り、群れを成すブリが波止場際でそれらを追いかけ捕食する生き生きとした光景まで目にすることができます。

小型の魚は大型の魚が生き延びるための不可欠な存在であり、その主要な捕食対象でもあります。この海域のサンゴ礁の隙間には、ゴールデンスポッテッドライオンフィッシュが身を潜めています。また劇毒で知られるライオンフィッシュも生息し、獲物を的確に狙い、機が熟した瞬間に一気に丸呑みにします。その捕食スピードは非常に速く、肉眼では追いつけないほどです。海の食物連鎖はどこにでも存在し、私たちのすぐそばにあるこの海域においても、例外ではありません。
水中美景めぐり|横島国立公園特別保護区

最後に、横島の水中景観を詳しくご紹介します。この特別保護区には一つの大きな特徴があり、硬質サンゴと軟質サンゴがここで共生していることです。この二種類のサンゴは生息環境が根本的に異なるため、自然界では共生するケースは極めて稀です。愛南町の海域はあらゆる生物が生息しやすい恵まれた自然環境に恵まれているため、この二種類のサンゴが共生できるのです。

魚群はサンゴ群落の周辺にある尾根状の海域に集結し、サンゴを食料としたりサンゴ礁を生息の場としたりする魚類や捕食性の魚類がここに集まり、豊かな海洋生態系を共に形成しています。この景観は延々と 2.5 キロメートルにわたり、横島国立公園内に位置しています。

エイもまたここに生息する特徴的な魚類です。細長い口を利用し、サンゴ礁の隙間に体をすり込んで他の魚を捕食します。

この海域には多様な海底地形が広がり、天然の洞窟は水中フォトジェニックスポットの逸品です。

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